一万人市民委員会宮城のご案内



12年前、「介護地獄からの解放」「市民のための介護保険づくり」から始まった「介護の社会化を進める一万人市民委員会宮城」の運動は、介護保険法の制定とともに介護サービス基盤整備の運動」に引き継がれ、2001年、「介護サービスの質の向上」を追求する「特養ホームのサービス評価活動」のスタートによって、社会の注目を浴びる大きな流れとなりました。この評価活動は、今まで埋もれていた各特養ホームの優れた特徴が一斉に現れる機会を提供することにもなったのです。

  • 典型的なユニットケアを実施しているところ
  • 自己決定はまず食事からと、毎日の昼食を選択セットメニューとしているところ
  • 自宅にいると同じように、毎日、夜でもお風呂に入れるところ
  • おむつを外してハワイへ行こう、というキャッチフレーズで自立を促しているところ
  • 抑制・拘束廃止については“自分がされたらどうか”との考えで、施設長が先頭にたって積極的に対応しているところ 

等々数え上げればきりがない程でした。
評価活動を始めてから1年有余、「サービス向上」へと向かう流れが定着しつつあることが感じられました。他の施設の優れたサービスに学び、取り入れようとするとする動きでした。例をあげれば「ユニットケア」であり、食事における選択食などでした。
「女性が変われば社会が変わる」という言葉があります。この評価活動は、これを「特養が変われば介護サービスが変わる」と置き換えてもいいほど劇的な変化をもたらしました。その後、認知症高齢者グループホームの外部評価に連動しましたし、すべての介護サービスに波及しました。
宮城県ではかねてより「福祉日本一」を目指していましたが、いろんな視点があり一概に評価することは難しい点はありますが、少なくとも特養ホームのサービスの質に関する限りその水準は「日本一」と自負してよいと思います。
この成果を公開し「利用者の選択の自由を」手助けするため、2005年5月、ホームページを開設しましたが、今日まで多忙に紛れ有効な更新が行われてきませんでした。

深くお詫び申し上げるとともに、このほど、利用者をはじめ関係者の要望を受け止め、より使い勝手のよいものにリニューアルし本実施することに致しました。



私たちの理念と目標
理念と目標
人間性の回復
その人らしい暮らし


沿革

1997年

結成→全国の姉妹組織と共に『市民の求める介護保険制度』作り

1998年 介護保険法の円滑な実施に向けて→自治体との対話活動
1999年 講演、映画、フォーラム『介護保険と地域福祉を考える』の開催など
1999年〜
  2000年
情報公開を基本にした介護基盤整備とサービスの完全実施の活動=71市町村の整備状況ランキングを5回にわたって公表→県内各市町村の在宅サービス整備に貢献
2000年 (介護保険スタートの年) 
フォーラム『これでよいのか介護保険』の開催など
2002年 NPO法人設立登記

2002年〜
  2003年

県内全特養ホーム(87箇所)の訪問サービス評価実施
2003年 特養ホーム訪問評価報告書『特養ホームは、いま…ひろがるユニットケア・全人的復権』を刊行
2003年 セミナー『介護サービスの現状と未来を語る』を開催
2003年〜
  2004年
老人保健施設(31箇所)のプレ評価活動を実施
2004年 認知症高齢者グループホーム評価の調査機関として委託され調査活動を実施(対象施設80箇所)
セミナー『介護保険の見なおし どうなる どうする?』を開催
2005年 認知症高齢者グループホームの外部評価機関として県から選定され、評価調査活動を実施中(対象施設100箇所)
介護老人保健施設サービスプレ評価報告会を開催
2006年 介護保険法改正による『介護サービス情報の公表』制度施行に伴い、県から指定調査機関に指定され、訪問調査を実施中(対象事業所630箇所)
2007年 1月に結成10周年記念フォーラムを開催


今後の活動

1.受託事業として
  『介護サービス情報の公表』訪問調査  グループホームなど地域密着型サービスの訪問評価
2.福祉サービス第三者評価事業
3.成年後見制度に関する研修活動
4.特養ホームのホームページの開信
5.県・仙台市との対話活動の継続強化
6.県内のネットワークづくりと会員の拡大
7.会報「ニュースレターみやぎ」とあらたに発刊する「活動速報」の発行
8.理事会の定期開催(2ヶ月に1回)と組織運営の充実

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