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管理栄養士
厚生労働大臣の免許を受けて、病院や施設などで給食管理や栄養指導を行う専門家。 高度の専門的知識や技術を駆使し、利用者の身体状態に応じて必要な食事メニューを考案したり、食べ易い工夫などを行ないます。
居宅介護支援
自宅で生活を送る利用者が、保険給付の対象となる居宅サービス、そのほか日常生活を営むために必要な保健医療福祉サービスなど(以下居宅サービスなど)を適切に利用できるよう、利用者の依頼を受けて利用する居宅サービスなどの種類及び内容などを定めた計画(居宅サービス計画)(ケアプラン)を作成するとともに、居宅サービス事業者などとの連絡調整を行うことをいいます。 この業務に携わる専門職を介護支援専門員(ケアマネジャー)といいます。
ケアマネジメント
ケアマネジャーが介護保険で要介護と認定された人に対して、適切な介護サービスを組み合わせてケアプランをつくり、そのケアプランに基づいた介護サービス業者との連絡、調整することです。
軽費老人ホーム
軽費老人ホームにはA型,B型、ケアハウスの3種があります。 A型は、60歳以上、収入が利用料の2倍相当以下で、家庭の事情などから入居が必要となった人を対象としています。 B型は、60歳以上、家庭環境、住宅事情等の理由で居宅では生活が困難な人で、自炊できる程度の健康状態にある人を対象としています。 ケアハウスは、60歳以上独立して生活するには不安がある人が、定額で利用する施設です。ケアハウスは入居者の生活相談、入浴サービス、食事サービスの提供をし、緊急時の対応を行ないます。
作業療法士
病気や怪我などで身体や精神に障害を負った人の生活動作回復と機能低下予防の訓練をサポートする専門家です。
職員体制
看護師や介護士の配置状況で、入居者数:看護師+介護士数の割合を指します。国の基準ではこの割合が3:1以上の配置を義務付けられています。その他リハビリのために理学療法士や作業療法士を配置しているところもあります。
身体拘束
人権擁護の立場から介護のために、例えばベッドや車椅子から立ち上がれないように縛ったり、ベッドから下りられないように柵を回したり、部屋に鍵をかけて出られないようにすること等を指します。危険な場合には見守りを強めることなどが求められています。
ターミナルケア
最期の看取りのケア。馴染みの関係の中で最期を迎えたいと希望する人のために、施設が家族と協力し、医療との連携の中でこれを受け入れるところが増えつつあります。
調理・クックチル
クックチルとは、加熱した食品を急速冷却し、喫食時間に合わせて再加熱し調理するシステムです。
通所介護
利用者が、老人ディサービスセンター等を訪れ、そこで、入浴及び食事の提供、並びに機能訓練などを受けることをいいます。これにより利用者の社会的孤立感の解消、心身の機能維持、利用者家族の身体的及び精神的負担の軽減を目的とします。
特定施設入居者生活介護
有料老人ホーム及び軽費老人ホームなどに入所している、要介護認定を受けた利用者に対して、その施設が提供するサービス内容などを定めた計画(特定施設サービス計画)にもとづいて行なわれる入浴、排泄、食事等の家事、生活等に関する相談及び助言、日常生活を送る上で必要なサービスをいいます。 入所する際は、この説明をしっかりと聞き質し、確認することが必要です。
特定有料老人ホーム
社会福祉法人が設置・管理・運営する定員50名以下の有料老人ホームをいいます。
特別養護老人ホーム入所優先基準
特別養護老人ホームの入所希望者が多いので、必要度の高い方が優先的に入所できるようにするため、優先基準が決められています。 要介護度、認知症の方の生活自立度、介護者の状況などを基に点数換算で必要度を割り出し、入所検討委員会で決定するなど、公平性、透明性が保たれる仕組みになっています。
入所判定会議
老人福祉施設へ入所について、その可否を判定する会議です。会議は各市町村が設置する福祉事務所に設けられる委員会で行なわれます。 なお、特別養護老人ホームでは、入所判定会議を開かなくとも、要介護認定結果によって入所の可否が下されることになっています。
認知症対応型老人共同生活介護
【通称:グループホーム】 要介護者であって、認知症の状態にある者に対し、入居定員5〜9人の共同生活を営む住居にいて、家庭的な環境で、食事を始め日常生活全般についての介護、生活上の指導、援助を行い、能力に応じた自立生活を送ること。認知症の進行を緩やかにし、問題行動を減少させ、精神的に安定した生活を送れるよう支援します。 このサービスは、比較的新しいサービス種目で、1997年度から介護保険の給付対象となる居宅サービスのひとつです。 一般的にはグループホームと呼ばれています。
福祉用具貸与
利用者の心身の状況、希望及びその環境をふまえたうえで、適切な福祉用具を選定するための援助、その取付けや調整を行い、貸与することをいいます。 これによって、利用者が日常生活を送るうえでの便宜を図り、その機能訓練に役立てるとともに、介護者の負担の軽減を目的とします。
訪問介護
介護福祉士等の訪問介護員が利用者の自宅(養護老人ホームや軽費老人ホーム、有料老人ホームの居室を含む。以下同じ)を訪問して行ないます。入浴、排泄、食事の介護、そのほかの生活全般にわたる援助、もしくは利用者の通院等のための乗車又は降車の介助を行ないます。 また、生活等に関する相談及び助言などを提供します。
訪問看護
利用者の主治医の指示を受け、看護師、(准看護師)、保健師、理学療法士、作業療法士及び言語聴覚士が利用者の自宅を訪問し、療養に関わる世話、又は必要な診療の補助を行うサービスを提供します。 具体的には、@病状観察・管理、A清拭等清潔の保持・管理、B褥瘡の処置、C食事介助・栄養管理、Dカテーテル等の管理、Eリハビリテーション、Fターミナルケア、G排泄介助・管理、H療養指導、等を行ないます。
訪問入浴介護
看護師(准看護師)・介護職員が利用者の自宅を訪問し、持ち込んだ浴槽を利用して入浴の介護を提供します。 自宅で入浴の援助をすることによって、利用者の身体の清潔の保持、心身機能の維持などを図ります。
有料老人ホーム
老人福祉法で定義された有料老人ホームとは、「常時10人以上の高齢者が入居し、食事の提供、その他日常生活上必要な便宜を提供することを目的とする施設で、老人福祉施設でないもの。(老人福祉法第29条)を言います。
ユニットケア
特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、特定有料老人ホーム、認知症対応型老人共同生活介護(一般的には、グループホームと呼ばれています。)で生活する要介護の方々が、その人らしい暮らしができ、集団的な一律のケアでなく、入居者にとって自分のペースで、時間的にゆとりのある暮らし方、やすらぎ、安心感のある、楽しく過ごせる、欲求、希望の実現、自立を支援する。これらのことを包含した介護を行なうシステムをユニットケアと呼びます。 従って、介護関連施設における「究極のケア」とも言われていますので、特に特別養護老人ホーム、認知症グループホーム等におけるケアサービス向上の根源であり、その施設のサービス度の良し悪しを計る尺度ともなっています。
理学療法士
国家試験に合格し、医師の指示の下に、理学療法を行なう専門職です。 身体障害者に運動療法や物理療法を行なうことによって、障害の軽減や身体機能の回復を図ります。
老人デイケア
脳卒中などの脳血管障害(アルツハイマー病も含む)の人の心身機能の回復、維持を目指すケア。ケアプランは、主治医及び理学療法士・作業療法士等が共同して作成します。
老人デイサービス
老人居宅生活支援事業の一つです。事業の実施は各市町村で行ないますが、事業の一部について医療法人、社会福祉法人などに委託できることになっています。